国際・政治深層真相

原発処理水の海洋放出 約束“すり替え”の論法

 政府が4月13日、東京電力福島第1原発にたまり続けていた汚染処理水を、放射性物質濃度を国の基準以下に下げた上で海に流す方針を決めた。漁業関係者らが反対する中で押し切る形となったが、背景には独特の「霞が関文学」があった。

 実は、東電は2015年8月、福島県漁業協同組合連合会と「関係者の理解なくして、いかなる処分も行わない」と…

残り245文字(全文408文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

6月6日号

上がる金&揺らぐドル 史上最高値への地殻変動16 米実質金利との逆相関 崩れた背景に中銀の買い ■村田 晋一郎/谷道 健太19 これで分かった! 「金」の基礎知識 Q&A ■池水 雄一 徹底展望 2023年末 金価格の見通し22 2300ドル 非民主的国家が買い増し 西側への不信で分断拡大 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事