ニューヨーク 自転車シェア世界第2位に=冷泉彰彦
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ニューヨークの自転車シェアリングサービスが活況だ。新型コロナウイルスの感染拡大を背景に利用が促進されたこともあり、サービスを行うリフト社が同市内で保有する自転車が2万台を超え、中国に次ぐサービス規模となった。同社は2024年までに保有台数を倍増させ、現在世界最大である中国の蘇州市を追い越すとしている。
同市内では2013年、ブルームバーグ前市長の立案のもと、シティバンク銀行がスポンサーとなり、自転車シェアリングのサービスを開始。市内の交通渋滞を解決しつつ、環境や健康面にも貢献できると歓迎された。その後、18年にリフト社がこのシティバイク事業全体を買収し、現在は完全に民間の事業となり発展。事業は好調で、当初は営業地域ではなかったニューヨーク市のクイーンズ区、そしてハドソン川の対岸にあたるニュージ…
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週刊エコノミスト
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