経済・企業深層真相

武田期待の「新薬候補」 低迷する開発の救世主か

     武田薬品工業の湘南研究所で開発するナルコレプシー(過眠症)薬に業界関係者が注目している。同薬は、突然強い眠気に襲われる病気を治療する新薬候補で、来春に最終段階の臨床試験開始を見込む。クリストフ・ウェバー社長=写真=が、ピーク時の売り上げ予測を最大60億ドル(約6500億円)と公言する期待の新薬候補だ。

     研究開発部門は製薬企業の心臓部だが、武田は最近、自前では目立った成果を上げられていない。湘南研究所は戦前から続く大阪・十三の拠点を閉鎖して開業。しかし、武田の看板を表に出さず「湘南ヘルスイノベーションパーク」と名付け、建物の一部でテナントも募集したことで、「不動産業を始めた」と揶揄(やゆ)される始末。

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