週刊エコノミスト Online海外企業を買う

オンライン学習で注目の米国企業、グーグルやIBMとも提携=児玉万里子

スマートフォンでの学習画面 コーセラのホームページ
スマートフォンでの学習画面 コーセラのホームページ

コーセラ 「教育」×「技術」の米オンライン学習=児玉万里子/341

 ◆Coursera

 新型コロナウイルスの感染症拡大と外出制限は、教育現場の風景を一変させた。オンライン学習のプラットフォームを運営する米国のコーセラは2020年(12月期)の新規受講登録者が前年の3倍以上となり、期末登録者数は65%増加、売上高も前年から60%の増加となった。この勢いが21年1~3月の第1四半期も続いている中で、21年4月に株式をニューヨーク証券取引所に上場した。

 コーセラの発端は11年10月に、米スタンフォード大学のコンピューター・サイエンスの教授二人が無料のオンライン学習講座を開始したことによる。「大規模公開オンライン講座(MOOCs=ムークス)」の先駆けのひとつである。そして、この二人が翌12年4月にオンライン学習のプラットフォーム「コーセラ」を本格的に始めた。

残り2529文字(全文2909文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

4月30日・5月7日合併号

崖っぷち中国14 今年は3%成長も。コロナ失政と産業高度化に失敗した習近平■柯隆17 米中スマホ競争 アップル販売24%減 ファーウェイがシェア逆転■高口康太18 習近平体制 「経済司令塔」不在の危うさ 側近は忖度と忠誠合戦に終始■斎藤尚登20 国潮熱 コスメやスマホの国産品販売増 排外主義を強め「 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事