週刊エコノミスト Online編集後記

神崎修一/桐山友一

編集部から

 自宅近くにあった書店と食品スーパーが閉店し、跡地にはいずれもドラッグストアが出店した。ドラッグストアはすでに近所に2店舗あり、徒歩圏内の店の数は一気に倍増した。ドラッグストアはとにかく元気な印象だ。

 経済産業省の商業動態統計を見ると、ドラッグストアの店舗数は2020年時点で1万7000店と、15年比で25%も増加したと確認できる。販売額もこの5年間で約2兆円伸び、7兆2840億円にまで達した。薬だけでなく、食料品や日用品の品ぞろえが充実し、まさに「コンビニ」化した。価格が安いため、ついつい商品棚に手が伸びてしまう。会社帰りのサラリーマンがビールなどを買い込む姿をよく見かける。

 今後、ネット通販との競争やコンビニなど他業種の巻き返しもあるだろう。しかし、男性客を取り込んだ成長力は決してあなどれない。

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