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50億人が近視になるとWHOが警告、スマホ利用と長寿社会で欠かせないコンタクトレンズの大手メーカー

ゲームとスマホ利用は近視の進行につながる Bloomberg
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クーパー・カンパニーズ 世界の3大コンタクトレンズ=清水憲人/347

 ◆Cooper Companies

 クーパー・カンパニーズは世界の3大ソフトコンタクトレンズ・メーカーの一つである「クーパービジョン」を傘下に有する多国籍企業。もともとは乱視用やカラコン(カラーコンタクトレンズ)などニッチな製品を得意としたが、2005年にオキュラー・サイエンスを買収し、ソフトコンタクトレンズ・メーカーとして世界第3位の大手となった。

 オキュラーが得意としていたのはシリコーンハイドロゲル素材を用いた使い捨てレンズ。親水性がある柔らかいハイドロゲル素材と、酸素透過性に優れるシリコーン素材を組み合わせたもので、着け心地の快適さと目の健康の双方を両立させ得る素材として近年コンタクトレンズの主流になりつつある。また同社を買収したことにより、日本市場やドイツ市場への足掛かりも得ることになり、世界市場におけるプレゼンスも拡大した。

 14年には、英国のサーフラン・ファーマスーティカルズを買収。同社が提供していた「クラリティ」シリーズを製品ラインアップに加えたことで、遠近両用レンズも含め、使い捨てコンタクトレンズをフルラインアップで提供できるようになった。その後も、イスラエルのソフレックス(16年)、オランダのプロコーニア(17年)などを買収し、コンタクトレンズの開発・製造能力と販路を拡大してきた。

 19年には「強膜レンズ」を手掛けるブランチャード・コンタクトレンズを買収。強膜レンズとは、目の変形や強度の乱視、重度のドライアイなどにより通常のコンタクトレンズを装用できない人が使用するオーダーメードのレンズ。眼球の広い範囲を覆うため酸素供給の問題などがあり、従来は商用化が難しかったが、酸素透過性の高い新素材の登場などにより、近年利用が広がりつつある。

 数々の買収を通じて事業を拡大してきた結果、クーパービジョンのコンタクトレンズは現在、複数のブランド名で展開されている。ワンデイの使い捨てレンズだけでも「マイデイ」「クラリティ」「プロクリア」「アクエア」「バイオメディックス」の5種類。それ以外に、2週間で交…

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