週刊エコノミスト Online編集後記

加藤結花/村田晋一郎

編集部から

 自分が住んでいる都市で開催されるオリンピックだったが、家でテレビを通して見るばかりで身近な大会とは思えなかった。知人が観戦チケットに当選し、「一緒に行こう」と誘ってもらって喜んだのがずいぶん昔のことのようだ。

 その間に、新型コロナウイルスが世界中で流行して東京五輪は1年延期に。1年たっても収束せず東京五輪は4回目となる緊急事態宣言下での開催となった。開幕後、コロナの新規感染者数は過去最多を更新した。厳しい状況だが待ち望んでいた変化もあった。高い予防効果のある米ファイザー、米モデルナ製ワクチンの登場だ。

 約10カ月前に「バイオ医薬株」の特集を担当したが、このとき新型コロナワクチンはまだ完成していなかった。今は接種率や国産ワクチンの話題が世間の関心を集めている。コロナ禍の閉塞(へいそく)感は続くが、医薬は確実に進化を遂げている。

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