新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

国際・政治 ワールドウオッチ

露最高学府の学長が退任、政権の教育界への政治的圧力も関係か=前谷宏

露国立高等経済学院の本部が入る建物 筆者撮影
露国立高等経済学院の本部が入る建物 筆者撮影

ロシア 学長退任、政治的圧力の疑惑=前谷宏

 ロシアの最高学府の一つとされる露国立高等経済学院で約29年にわたって学長を務めてきたヤロスラフ・クズミノフ氏が7月1日、退任した。クズミノフ氏は「学術活動への専念」を理由としているが、プーチン政権が「欧米諸国からの影響力の排除」を理由に文化啓発活動への当局の規制を強める法律を成立させるなど教育界への統制を強めており、辞任の背景に政治的な圧力を疑う声が絶えない。

 高等経済学院はソ連崩壊後の1992年に設立。シンクタンクとしての機能も併せ持つ高等教育機関で、今ではモスクワ大など帝政時代から続く名門大学と肩を並べる存在となっている。

残り230文字(全文518文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事