エスエム・エンタテインメント 韓国最大手芸能プロ、K-POP人気後押し
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エスエム・エンタテインメント 韓国最大手芸能プロ、K-POP人気後押し=宮川淳子/350
◆SM Entertainment
エスエム・エンタテインメント(エスエム)は韓国最大手の芸能プロダクションで、音楽・イベント制作を手掛けている。1995年にミュージシャンのイ・スマンが設立し、日本でも知名度が高い東方神起やBoAなどを含め歌手、俳優、モデル、スポーツ選手など300人以上が所属している。2000年に韓国の新興企業向け証券取引所(KOSDAQ)に株式上場し、金融市場でも知名度が高まった。コロナ禍の影響で足元の業績は悪化しているが、株式市場に上場している芸能プロダクションとして20年以上の長い実績があり、国内外の企業との資本提携などを通じて今後も成長が期待できる銘柄である。
エスエムの20年度(1~12月)の売上高は5798億ウォン(約521億円)で、前年比11・8%減少した 。売上高の85%が音楽制作と所属アーティストのマネジメント、コンサートや映画ドラマ制作などのエンターテインメント事業、残りの15%がSNSやアプリを使った広告メディア事業である。売上高の大部分を占めるエンターテインメント事業は、コロナ禍で観客を入れてのコンサートが開催できなかったことが収益の大幅な減少につながった。売上高減少に伴い営業利益は前年比84%減少し、収益構造の柔軟性の低さが目立つ。
日本の利益寄与減…
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週刊エコノミスト
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