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週刊エコノミスト Online 編集後記

浜田健太郎/藤枝克治

編集部から

 ローリング・ストーンズのドラマー、チャーリー・ワッツが亡くなった。享年80歳。ストーンズのコンサートは来日公演で3度観た。ファンには垂涎(すいぜん)の的だった武道館ライブで、間近にいた彼らを目に焼き付けたのはひそかな自慢だ。

 多くの評者が指摘している通り、チャーリーなしにストーンズの音楽は成り立たないと思う。あの細い体から繰り出される、グルーブ感を伴うドラミングがその屋台骨だった。

 今でもストーンズは世界最高のロックバンドと呼ばれるが、これは一体どういうことだろうか。70歳代後半のミック・ジャガーとキース・リチャーズを含め彼らを追い抜いた後進はいなかったということだろうか。

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