週刊エコノミスト Online闘論席

「ナノプラスチック粒子」のリスクは未知数だ

    撮影 佐々木順一
    撮影 佐々木順一

    池谷裕二の闘論席

     マイクロプラスチックの環境問題は今や社会常識だ。レジ袋が有料化されるなど、日常にも変化がある。有料化は理念としてはよい。しかし、世界では毎年4億トンのプラスチックが生産されており、2050年までには2倍に増加する見込みだから、レジ袋のみを有料化したところで、環境の保護効果はほぼ皆無だ。有料化は昨今のSDGs(持続可能な開発目標)をくんだ精神論的(あるいは欧米への迎合的)な意味合いが強いだろう。

     微細な断片プラスチックが、海洋生物に悪影響を与えることはよく知られている。魚や貝だけでなく、プランクトンからウミガメ、ウミドリまで幅広い生物が影響を受けている。ではヒトへの有害性はどうだろう。

    残り512文字(全文816文字)

    週刊エコノミスト

    週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
    有料会員になると、続きをお読みいただけます。

    ・会員限定の有料記事が読み放題
    ・1989年からの誌面掲載記事検索
    ・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

    通常価格 月額2,040円(税込)

    週刊エコノミスト最新号のご案内

    週刊エコノミスト最新号

    11月2日号

    地震、台風、土石流 あなたの町の危険度16 水害発生地でなくても区内は5%地価下落 ■中園 敦二/和田 肇18 「災害リスク税」の創設を ■釜井 俊孝19 首都圏人気路線安全度 利便性や土地ブランド優先 必ずしもリスクを反映せず ■横山 芳春20 東急東横線 反町、妙蓮寺、白楽に着目21 東急田園都 [目次を見る]

    デジタル紙面ビューアーで読む

    おすすめ情報

    最新の注目記事