週刊エコノミスト Online不動産コンサル長嶋修の一棟両断

大半の管理組合が誤解している大規模修繕が「12年周期」のワケ=長嶋修

    大規模修繕はなぜ「12年周期」?/112 

     マンションも新築から10年を経過すると、大規模修繕工事に向け、建物の劣化診断を依頼する業者を選定するために複数業者に見積もりをしてもらうケースがある。一般的に長期修繕計画は12年サイクルで大規模修繕工事が予定されることが多いが、たいていのマンションは外観上劣化を感じる様子もなく、大規模修繕工事を近々実施する必要性がない建物もある。大規模修繕をするかどうかは建物の劣化状況次第であり、必ずしも12年ごとに実施しなくてはならないわけでもない。

     なぜ長期修繕計画のサイクルが12年となっているかといえば、国土交通省の「改修によるマンションの再生手法に関するマニュアル」の中に、大規模修繕時期の目安として「12年目程度」「24年目程度」「36年目程度」といった概念図が示されているのを多くの売り主が踏襲しているからだ(図)。

    残り804文字(全文1185文字)

    週刊エコノミスト

    週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
    有料会員になると、続きをお読みいただけます。

    ・会員限定の有料記事が読み放題
    ・1989年からの誌面掲載記事検索
    ・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

    通常価格 月額2,040円(税込)

    週刊エコノミスト最新号のご案内

    週刊エコノミスト最新号

    12月7日号

    東証再編サバイバル18 収益性底上げへの“荒業” 日本株再起動の起爆剤に ■稲留 正英/中園 敦二24 インタビュー1 再編の狙いに迫る 山道裕己 東京証券取引所社長 「3年後には『経過措置』の方向性 プライム基準の引き上げもありうる」27 やさしく解説Q&A 東証再編/TOPIX改革/CGコード改 [目次を見る]

    デジタル紙面ビューアーで読む

    おすすめ情報

    最新の注目記事