UAE 建国50周年の新たな挑戦=イネス・タキ
有料記事
アラブ首長国連邦(UAE)は2021年に建国50周年を迎え、10月1日にドバイ万博を開幕している。貧しい砂漠の国が50年間で世界有数の豊かな国に成長した源泉は石油といわれるが、それを支えていたのは多くの外国人労働者だ。現在UAEの人口約1000万人のうち9割は外国人で、インドなど南アジアからの労働者が多数を占める。
UAEは次の50年で世界一の経済大国になることを目指しており、その第一歩として9月に発表したのが、経済や政治の更なる発展を目指して50の目標に取り組む「プロジェクト50」だ。中でも目を引くのは、起業家や高度技術人材、優秀な学生を対象に発給する「グリーン・ビザ」と、AI(人工知能)やブロックチェーン、デジタル通貨などの分野を対象とした「フリーランサー・ビザ」の導入だ。いずれも、UAE域内に雇用者が…
残り150文字(全文509文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める