新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

経済・企業 THE MARKET

穀物 年末に向け上値うかがう=柴田明夫

 穀物相場は底堅い展開が続いている。シカゴ穀物市場では、10月以降も大豆が1ブッシェル=12ドル台、トウモロコシが同5ドル台を維持。7年ぶりの高値圏は変わらず、小麦は7ドル台に浮上している。米農務省によれば、10月17日時点で主要生産18州の収穫は順調で、今年の米国の穀物生産量は、トウモロコシ、大豆が過去最高を更新する見通しだ。

 こうした生産量増大にもかかわらず、市場では「ハーベスト・プレッシャー」(収穫期の売り圧力)が見られない。これは2012~13年にかけて、穀物価格が史上最高値を付け、農家の純収入が過去最高を記録した際に、農家がこぞってサイロの拡張を行って貯蔵能力を拡大していたので、収穫時に安値で売り急ぐ必要がなくなったからだ。

残り106文字(全文427文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事