週刊エコノミスト Online闘論席

テレワークかリアルか 費用対効果の見極めは慎重に=池谷裕二

    撮影 清藤天
    撮影 清藤天

    池谷裕二の闘論席

     コロナ禍におけるテレワークは、私たちに多くの気づきを与えた。リモートタスクやオンライン会議は、アイデア自体は古くからある。しかし人間は慣性力が強い生き物だ。現状に特段の問題がなければ慣習を変えない。テレワーク導入の契機としてみれば、コロナ禍も悪くはない。

     もちろんテレワークは賛否両論だろう。しかしパンデミックが収まっても、以前の職場システムにすっかり戻る可能性は低い。テレワークの是非はともかく、実態については掌握しておく必要がある。

     米マイクロソフトのヤン・ロンチーらは、社員6万人を調査し、テレワークの現状をあぶり出し、9月に『ネイチャー人間行動』誌に発表した。調査では電子メールやインスタントメッセージ、電話など多くの業務活動に関する匿名データを解析している。

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