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改革なしの野党に限界 必要なのは「ハト派の改革派」政党だ=古賀茂明

    撮影 中村琢磨
    撮影 中村琢磨

    古賀茂明の闘論席

     意外な選挙結果だった。自民党が議席減とはいえ、261議席で絶対安定多数を確保した。予想外の「勝利」だ。

     一方、立憲民主党は改選前の110議席を96まで減らし惨敗。共産党も2議席減で野党共闘は不発に終わった。対照的なのが日本維新の会で4倍増の大勝。国民民主党も3議席増だった。

     これらの結果には二つの見方がある。一つは、野党共闘に共産を入れたことで野合批判が強まり、共闘が逆効果になったという分析だ。共産と距離を置いた国民が議席増となったこともそれを裏付けるように見える。

     だが、私の見方は違う。野党が岸田自民と並んで「改革」を封印し、分配さえすれば景気好転、日本再生につながると強調したことに国民の不安感が高まったという見方だ。分配だけを強調したことが「バラマキ」と受け止められ、その持続可能性に疑問符がついた。分配の原資となるパイをどう増やすのかということをないがしろにした結果、経済政策への信頼を失ったのだ。

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