反論する自由がない皇族へのバッシングは壮大なイジメだ=小林よしのり
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小林よしのりの闘論席
10月26日、秋篠宮家の長女・眞子さまは小室圭氏と結婚された。最後の家族とのあいさつで、涙をこらえて妹の佳子さまと抱擁を交わすシーンにわしはグッときて、小室氏と臨んだ記者会見では、そこまで突っ込んで話すのかと驚き、さぞやつらかっただろうなと思うと、泣けて泣けてしょうがなかった。
皇族には、マスコミや愚劣な大衆からどんな事実無根の誹謗(ひぼう)中傷を受け、名誉毀損(きそん)をされようと、反論する自由がない。基本的人権がほとんどなく、著しく自由が制限された身分がどれほどつらいか、思いをはせる国民はいないのだろうか。
反論できない皇族に、数年間にもわたって容赦ないバッシングを浴びせる資格が、国民になぜあると思えるのか。これは無抵抗者への壮大なイジメである。
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週刊エコノミスト
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