CFO採用の動きを見せるペイペイは2023年にも上場か
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ペイペイ23年に上場か CFO採用の動き
ソフトバンクグループのキャッシュレス決済企業PayPay(ペイペイ、中山一郎社長=写真)が、上場の準備を始めたとの見方が出ている。複数の関係筋によると「目論見書など上場に必要な情報をまとめるために、水面下でCFO(最高財務責任者)のような役割を担える人材への採用打診が、1カ月ほど前から始まっている」という。
上場するには事業の成長性を示すことが重要な要素の一つだが、ペイペイの2021年3月期決算は売上高299億円に対して726億円の税引き前損失を計上。収益化への取り組みは急務で、今年10月から加盟店手数料を有料化したほか、加盟店がペイペイ利用者向けに情報発信できる「ペイペイマイストア」のサービスで有料プランの機能を強化するなどしている。
では、具体的な上場時期はいつか。ある関係者は、サービス開始4周年を迎える22年10月までに、金融サービスについて…
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週刊エコノミスト
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