無意味な国家備蓄放出 売り先は石油元売りか
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政府は米バイデン政権の要請に応じ、国家石油備蓄の一部を市場放出することを決めた。日本の国内消費量の1~2日分程度と微々たる量で、売却時期も「年内に売却量などを確定させる」(萩生田光一経済産業相)とのんびりしている。このため原油市場にほとんど影響を与えないとされる。
通常、備蓄原油の売却は入札で行われ、石油元売り会社と総合商社が参加するケースがほとんど。国費で購入した原油なので、入札には安全保障上、北朝鮮などに輸出されないよう…
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週刊エコノミスト
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