経済・企業AI図解 日本の未来

3カ月先の指標を予測 工作機械受注額・新設住宅着工戸数は年明けも前年同期比で好調に推移=ゼノデータ・ラボ

第47回 工作機械受注額/新設住宅着工戸数=ゼノデータ・ラボ

工作機械受注額 米中回復で前年上回る

 AI「ゼノインデックス」が予測する工作機械受注額(日本工作機械工業会が毎月10日前後に発表)は、10月をピークに減少に転じるものの、少なくとも来年2月までは前年同月比を上回って好調に推移する。

 10月の受注実績は前年同月比81・5%増の1492億1800万円と、12カ月連続で前年実績を上回った。半導体製造装置関連メーカーで増産傾向があり、工作機械への投資を後押しした。ものづくり補助金などの交付も要因となった。

 今後は、緊急事態宣言の解除や地域間移動の緩和、米国・中国向けの需要増により、さらなる回復が見込まれる。また、部品や部材の逼迫(ひっぱく)状況は解消されておらず、機械の納期遅延を懸念した先行発注も増えると予測する。

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