九州電力次期社長の本命 10人超抜きで西山氏か
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九州電力の池辺和弘社長(63)=写真=の後任として、上席執行役員の西山勝氏(58)が本命視されている。西山氏は現在、上席執行役員の末席のため、バトンを引き継げば、取締役、上席執行役員を10人以上飛び越える。経営戦略立案の責任者であり“池辺路線”を継承できるとして「トップとして最適任」との声が大きくなっている。
西山氏は1986年に九電に入社し、経営戦略の策定に長く携わった。国際室長を経て、2021年6月からはコーポレート戦略部門長を務める。九電は30年度の連結経常利益を21年度比2・6倍の1500億円とする目標を掲げており、その半分は海外事業で稼ぐもくろみだ。九電幹部は「海外部門を率いた経験はトップへの布石」と指摘し、また人柄も冷静に物事を判断するタイプで社内での信頼も厚いという。
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週刊エコノミスト
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