東急の運賃値上げ表明が「時期尚早」なワケ
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東急が運賃値上げ表明 「時期尚早」との見方も
東急電鉄が2023年春の運賃値上げを予定し、22年1月に国土交通省に申請することを表明した。鉄道会社にとって厳しい経営環境が続く中、業界に大きな波紋が起きている。申請には向こう3年間の収益の見通しを示し、値上げの必要性を訴えることが必要で、3年連続の赤字見通しが暗黙の了解となっているためだ。
3年も赤字が続くことをあらかじめ公表することは、経営の手腕が問われてもおかしくない。「新型コロナウイルス禍の収束後の合理的な売り上げ見通しが立てづらい中で、3年間の赤字見通しを出す東急の姿勢は時期尚早ではないか」(大手鉄道会社役員)との見方もある。また、国交省からは値上げ申請の際、コロナ禍を言い訳にしてはならないとの通達も出ているという。
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週刊エコノミスト
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