経済・企業深層真相

東急の運賃値上げ表明が「時期尚早」なワケ

    東急が運賃値上げ表明 「時期尚早」との見方も

     東急電鉄が2023年春の運賃値上げを予定し、22年1月に国土交通省に申請することを表明した。鉄道会社にとって厳しい経営環境が続く中、業界に大きな波紋が起きている。申請には向こう3年間の収益の見通しを示し、値上げの必要性を訴えることが必要で、3年連続の赤字見通しが暗黙の了解となっているためだ。

     3年も赤字が続くことをあらかじめ公表することは、経営の手腕が問われてもおかしくない。「新型コロナウイルス禍の収束後の合理的な売り上げ見通しが立てづらい中で、3年間の赤字見通しを出す東急の姿勢は時期尚早ではないか」(大手鉄道会社役員)との見方もある。また、国交省からは値上げ申請の際、コロナ禍を言い訳にしてはならないとの通達も出ているという。

    残り108文字(全文448文字)

    週刊エコノミスト

    週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
    有料会員になると、続きをお読みいただけます。

    ・会員限定の有料記事が読み放題
    ・1989年からの誌面掲載記事検索
    ・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

    通常価格 月額2,040円(税込)

    週刊エコノミスト最新号のご案内

    週刊エコノミスト最新号

    5月31日号

    超円安サバイバル14 際立つ「円」の激安感 先進国で最下位クラス ■梅田 啓祐/斎藤 信世17 独自ルポ 円安見聞録 製造業「正直困る」 タイでは「円買いだめ」 ■梅田 啓祐/斎藤 信世20 円安めぐり「ズレ」 選挙へ円安止めたい政府 日銀は円安辞さず ■熊野 英生23 首相の言動におびえる「岸り人 [目次を見る]

    デジタル紙面ビューアーで読む

    おすすめ情報

    編集部からのおすすめ

    最新の注目記事