日立物流の保有株入札、日立製作所が業を煮やした理由
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日立物流株の入札実施 業を煮やした日立製作所
日立製作所が約40%出資する日立物流の全保有株式の売却に乗り出し、昨年12月下旬に1次入札を締め切った。時価総額約4500億円の大型取引に参加したのは、外資系投資ファンドのKKRやブラックストーンのほか、一部の事業会社。いずれも日立製作所の持ち分だけでなく日立物流株すべてを取得する意向で、東証1部の日立物流は上場廃止になる可能性がある。
ただ、日立物流の中谷康夫社長が非上場化に反対の意向とされ、売却はすんなりとは進まないとの見方がもっぱらだ。非中核分野の日立物流株を早期に売却したい日立製作所の意向とは裏腹に、中谷社長には現在の株主構成が居心地がいい…
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週刊エコノミスト
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