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酒類の持ち帰りOKなるか? コロナ禍の特例の法令化議論=津山恵子

バーなどは酒類のテークアウトの法制化を求めている Bloomberg
バーなどは酒類のテークアウトの法制化を求めている Bloomberg

ニューヨーク 酒類の持ち帰りOKなるか=津山恵子

 ニューヨーク州のホークル知事は政策方針を示す年始の議会で、州内のレストランやバーからアルコール飲料をテークアウトできるようにする法令の制定を訴えた。新型コロナウイルスの感染拡大の影響を考慮し、2020年から21年春までは特例で認められていた。法令化されれば、コロナ禍の特例が恒常化することになる。

 法令化の動きはこれまでもあったが、州議会が反対したため、現在はテークアウトができなくなっている。同州では公序良俗やアルコール中毒者への影響などを理由に公共の場での飲酒が禁じられており、アルコールの持ち帰りを認めると、公共空間での飲酒を促す可能性があるというのが反対派の主な理由だ。

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