週刊エコノミスト OnlineゼロコストでPR SNS活用術

欠点も失敗もストーリーで見せる/8=笹木郁乃

 今回は前回まで説明してきた商品やサービスの魅力を伝えるPR設計の活用方法を見ていこう。

 まずチェックしてほしいのが、自社のウェブサイト。その中にある代表や会社紹介の文章だ。プロフィールはサイトの訪問者に必ず見られ、自分にとって価値がある人(商品・サービス提供者)かどうかを判断する場所となるので、「この人はすごい、というインパクト+何をやっている人かが分かる」ように構成するのが重要である。

 また、プロフィールの目的は短い時間で安心感を与えて、さらにその人のことを知ってもらうこと。従ってPR設計の6ステップ(本連載05〜07)のうち、ステップ2(選ばれる理由)とステップ4(実績)を必ず入れてほしい。この二つで、「この会社の人は安心」「実績があり、信頼できる」と、伝えられる。

 これから発信していくSNS(交流サイト)にも、PR設計を掲載していく必要がある。ユーザーにSNSのアカウントをフォローしてもらいたくても、プロフィールが怪しい、説明不足で信頼性に欠けるために「やめておこう」と思われては意味がない。

「まだ誰にも知られていない無名の存在」と思うくらいがちょうどいい。そのような立場に立って、プロフィール欄は信頼感を感じてもらえるように作り込もう。

 メディアへの露出の面でも、プロフィールの作り込みは重要だ。メディアが取材を検討する際、プレスリリースのチェックが1次試験だとすれば、2次試験がウェブサイトやSNSのチェックになる。

 PR設計が抜けている「ザルの状態」では、プレスリリースをいくら送っても埋もれてしまう。逆にPR設計を反映すれば、しっかりと情報が網羅された穴のない状態になる。

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