週刊エコノミスト OnlineゼロコストでPR SNS活用術

認知を広げ、共感を生み、リストを増やす=笹木郁乃/10

 SNS(交流サイト)運用を始める前に、改めてその目的を確認しよう。それは「認知を広げ、共感を生み、リスト(メールアドレスなどの直接個人に情報を届けるための個人情報を得られている人たち)を増やす」ことだ。

 念頭に置いてほしいのは、SNSだけでは大きな売り上げの効果は期待できない、ということ。「認知を広げる」というSNSの目的を理解していないと、「頑張ってSNSを運用しても結果につながらない」と、心が折れてしまう。

 では、SNS運用からどう購買につなげていくのか。その流れをAISASに照らし合わせて、説明していこう。

 まず「認知(A)」。拡散のSNS(フェイスブック、インスタグラム、ツイッター、ユーチューブ)、もしくはメディア掲載で大勢の人に知ってもらい、リストへ誘導する。

 次に「興味(I)」「検索(S)」。メールマガジンやLINE公式といったツールで価値観や目指したい方向性を共有し、信頼関係を育む。その過程で、確認のため検索し、実績などで安心の裏付けを得る。これは、価値観を共有する期間といえる。そして購買(A)、共有(S)とつながっていく。ユーザーはその商品について「大丈夫だ」と確信し購入、口コミでシェアする。

 つまり、SNSを認知のツールとして活用し、リストへ誘導し直接価値観を届けるという一連の流れが必要だ

 SNSで自社の商品やサービスの情報を伝えることは、町中の掲示板に情報を貼るようなもので、属性が分類された特定の誰かをターゲットにした情報を読ませるには、適したものではない。一方、リストは登録してもらえれば、自社の商品やサービスに興味を持ってくれた顧客にダイレクトに情報が届…

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