【ウクライナ侵攻】株価下落した日本の優良株は狙い目=三井郁男
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東京市場 ストラテジストが読む 株価調整後の優良株に狙い=三井郁男
ロシアによるウクライナ侵攻の影響は長期化必至だ。資源価格の高騰に米欧諸国による経済制裁が加わり、世界経済減速への警戒が強まっている。株式市場は神経質な展開が続きそうだ。
平時であれば、大幅な株価の調整後に買いが入ることで変動率が低下することが多い。日経平均株価2万5000円レベルの予想株価収益率(PER)は12倍近くまで低下し、通常なら悪材料の出尽くしを見越した資金が向かい始める水準である。ただ、ウクライナ侵攻の影響をまだ織り込めない状況だ。
新型コロナウイルス禍に伴う供給網の回復が遅れる中で戦争が始まり、エネルギーや穀物の需給が一段と逼迫(ひっぱく)し、インフレがさらに高進するリスクが高まっている。
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週刊エコノミスト
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