経済・企業THE MARKET

東京市場 ストラテジストが読む 5月業績予想で悪材料一掃期待=秋野充成

 ロシアとウクライナの戦争の行方が、どれだけ厳しい展開になるのか、どの程度の期間にわたって続くのかは、現段階で予想は困難だ。ただし、3月4日、ロシアによるウクライナのザポリージャ原発への攻撃、3月7日の米国によるロシア産原油の禁輸検討のニュースによって、経済へのマイナス影響という点で最高潮に達したと思われる。

 日経平均株価は、米国株と呼応する形で3月9日に2万4700円台で底打ち、順調に反転上昇している。しかし、戦争をきっかけに下落した株価がロシアの侵攻前に戻るとは考えづらく、侵攻前の水準を上抜けすることは短期的には難しいだろう。

残り584文字(全文852文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

4月9日号

EV失速の真相16 EV販売は企業ごとに明暗 利益を出せるのは3社程度■野辺継男20 高成長テスラに変調 HV好調のトヨタ株 5年ぶり時価総額逆転が視野に■遠藤功治22 最高益の真実 トヨタ、長期的に避けられない構造転換■中西孝樹25 中国市場 航続距離、コスト、充電性能 止まらない中国車の進化■湯 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事