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週刊エコノミスト Online ゼロコストでPR SNS活用術

アカウント設計/1 メッセージの方向性を確立する/16=笹木郁乃

 今回はこれまでに解説したSNS(交流サイト)で、具体的にどのような内容の投稿をすればいいかを、説明していこう。

 SNSを活用し、ビジネスにつなげていくのであれば、自社の商品やサービスのファンが増えるアカウントに育てたい。「フォロワーの数」や「バズ施策」は重要ではなく、「いいね」や「シェア」をしたくなるような、好意的な反応があるアカウントにする。それがSNS運用の目指す姿だ。

 そのためにも必要なのが、「ファンが増えるSNS設計=土台づくり」である。

 では逆に、フォロワー数の増えにくいアカウントとは、どんなものか。

 それは、軸が決まっておらず、投稿に脈絡がないアカウントである。「○○●●がおいしかった」とか「△△に旅行に行ってきました」「仕事でこんなことがありました」と、さまざまなジャンル・テーマの投稿がされていたら、読者の皆さんは、どう感じるだろうか。

 このような投稿を見たフォロワーは、「このアカウントは、何が言いたいんだろう?」「あまり役に立たなさそうだな」と感じ、フォローをやめてしまう。

 SNSに投稿することは、本を書くことによく似ている。もし一冊の中に、旅行や料理のレシピ、子供の学習方法、仕事のアドバイスなど、バラバラな内容が詰まっていたとしたら、どうだろう。何が言いたいのか、何が役に立つのか読者に伝わりにくくないだろうか。

「子育て」「ビジネス」「ファッション」など、テーマやジャンルがきちんと決まっていた方が、読者に内容が伝わりやすく、フォローにもつながる。

 つまり、土台づくりとは、メッセージの方向性や軸を確立することだ。

目標を決める

「メッセージの方向性を確立する」とは、…

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