ニューヨークで生まれ変わる伝統の音楽ホール=伊熊啓輔
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ニューヨーク 生まれ変わる伝統のホール=伊熊啓輔
米国で最も歴史あるニューヨーク・フィルハーモニック・オーケストラは、毎年10月から始まるシーズンを、今年は本拠地である「デヴィッド・ゲフィン・ホール」で開幕すると発表した。1962年に建てられた同ホールは、老朽化が進んだため改修工事中だったが、約2年半ぶりの本拠地での開幕となる。
同ホールは当初、2024年春の完成予定だったが、新型コロナウイルスの影響でオーケストラの活動が休止となり、工事が早く進んだため、すでに改修はほぼ全て完了している。新しいホールは木材を多用した温かみのある空間となっており、席数は改修前より500席少ない2200席で、ゆったりと演奏を楽しむことができる。コンサート前や休憩中に人があふれて狭かったロビーも、改修前の2倍の広さに生まれ変わった。
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