週刊エコノミスト Onlineグラフの声を聞く

日銀の国債買い支えが円安を助長=市岡繁男

 為替が一時1ドル=126円台と20年ぶりの円安・ドル高水準をつけた。米連邦準備制度理事会(FRB)の金融引き締めで米長期金利が急騰しているのに対し、日銀は長期金利を0・25%以内に抑えるとして国債を買い支える。日米金利差の拡大で円安が加速するのは当然だ(図1)。

 日銀の国債買い支え=量的緩和の復活を好感し、株価は再び上がりはじめた。だが2012年末~15年5月の円安で日本株を大量に買った外国人は、今回、売り越している(図2)。海外から見て、い…

残り338文字(全文562文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

4月9日号

EV失速の真相16 EV販売は企業ごとに明暗 利益を出せるのは3社程度■野辺継男20 高成長テスラに変調 HV好調のトヨタ株 5年ぶり時価総額逆転が視野に■遠藤功治22 最高益の真実 トヨタ、長期的に避けられない構造転換■中西孝樹25 中国市場 航続距離、コスト、充電性能 止まらない中国車の進化■湯 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事