日銀の国債買い支えが円安を助長=市岡繁男
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為替が一時1ドル=126円台と20年ぶりの円安・ドル高水準をつけた。米連邦準備制度理事会(FRB)の金融引き締めで米長期金利が急騰しているのに対し、日銀は長期金利を0・25%以内に抑えるとして国債を買い支える。日米金利差の拡大で円安が加速するのは当然だ(図1)。
日銀の国債買い支え=量的緩和の復活を好感し、株価は再び上がりはじめた。だが2012年末~15年5月の円安で日本株を大量に買った外国人は、今回、売り越している(図2)。海外から見て、い…
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週刊エコノミスト
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