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再生水を使ったクラフトビールが好評 シンガポール=清水美雪

再生水を使ったクラフトビール「ニューブリュー」 NNA撮影
再生水を使ったクラフトビール「ニューブリュー」 NNA撮影

 水資源に乏しいシンガポールでは、水の安定的な確保は大きな課題だ。水の自給自足を目指す同国政府が取り組むプロジェクトの一つに「ニューウオーター」と呼ばれる再生水がある。このニューウオーターを使ったクラフトビール「ニューブリュー」が、期間限定で一般販売されている。ニューウオーターは下水を高度な膜技術を使って浄化し、飲料可能な水にしたもの。2003年から供給されており、主に産業用途向けに超純水として使われている。

 ニューブリューはシンガポールの水道庁に当たるPUBと老舗ビール製造会社ブリュワークズが共同で製造。18年に開催された水関連の大型国際会議・展示会「シンガポール国際水週間(SIWW)」で初披露され、会場限定で振る舞われた。すっきりとした味わいで喉越しが良いと好評で、「復活」を望む声が上がっていた。今回は4月中旬のSIWW開催に合わせてニューブリューが復活。7月末まで大手スーパーマーケットや飲食店な…

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