金山隆一/大堀達也
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編集部から
20年前、経済誌記者駆け出しの頃、大手電機メーカーの特集をすることになり、まず広報に打診に行った。
ライバル誌が総力戦で特集したばかりで、その雑誌記者は社長含め14人の役員や現場トップに取材したそうだが、広報部の雑誌担当者は「企業には表も裏もあるのに影の部分が全く描かれていない、と社長は不満だ」と言い放った。
その後、ある経済紙のベテラン記者が私に「広報は常に社内野党であれ。社長に忖度(そんたく)したらその会社は腐っていく」と語った。
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週刊エコノミスト
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