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週刊エコノミスト Online 編集後記

加藤結花/浜條元保

編集部から

 ウクライナ戦争が長期化している。その影響は経済や安全保障、国際秩序といったあらゆる分野に及ぶ。

 心が痛むのは海外に住むロシアの人たちへの嫌がらせ行為だ。日本でも飲食店を営む在日ロシア人らへの中傷など嫌がらせが相次いだ。ウクライナ戦争がショッキングな出来事で、憤りを感じる気持ちは分かる。ただし、それはロシア人であるだけで、相手を誹謗(ひぼう)中傷してよい理由にはなり得ない。

「こんなときだから……」と知人が都内のロシア料理のレストランに通っているという話を聞き、私も行ってみた。週末の夜ということもあってか、店は盛況で、15分ほど待って店内に通された。席に着いて、よしロシアビールを注文しようとメニューを開くと、「取り扱い中止」の文字。ロシアへの経済制裁の影響だ。戦争で損なわれるものはあまりに大きい。

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