週刊エコノミスト Online編集後記

加藤結花/浜條元保

編集部から

 ウクライナ戦争が長期化している。その影響は経済や安全保障、国際秩序といったあらゆる分野に及ぶ。

 心が痛むのは海外に住むロシアの人たちへの嫌がらせ行為だ。日本でも飲食店を営む在日ロシア人らへの中傷など嫌がらせが相次いだ。ウクライナ戦争がショッキングな出来事で、憤りを感じる気持ちは分かる。ただし、それはロシア人であるだけで、相手を誹謗(ひぼう)中傷してよい理由にはなり得ない。

「こんなときだから……」と知人が都内のロシア料理のレストランに通っているという話を聞き、私も行ってみた。週末の夜ということもあってか、店は盛況で、15分ほど待って店内に通された。席に着いて、よしロシアビールを注文しようとメニューを開くと、「取り扱い中止」の文字。ロシアへの経済制裁の影響だ。戦争で損なわれるものはあまりに大きい。

残り1078文字(全文1435文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

10月11日号

止まらない円安 24年ぶり介入第1部 市場の攻防15 亡国の円買い介入 財政破綻を早める ■編集部17 1ドル=70円台はもうない ■篠原 尚之 ドル高が揺さぶる「国際金融」 ■長谷川 克之18 円安 これから本格化する内外金利差の円売り ■唐鎌 大輔20 国力低下 米国の強力な利上げはまだ続く 円 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事