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「見て理解できる」のがプレスリリース

プレスリリースはタイトルと写真で9割が決まる=笹木郁乃/22

 メディア掲載を獲得するために最も有効な手段となるプレスリリースだが、メディア関係者の元には日々、大量のリリースが送られてくる。

 そのため、多忙なときはすべてのプレスリリースを最後まで読む時間はない。元記者によると、そうした状況で最後まで読む判断をするポイントが「タイトル」と「写真」という。この二つで、掲載につながるかの9割が決まるといっても過言ではないだろう。

 以下は、タイトルを変更したことで、6媒体に掲載された事例の一つだ。

【変更前】Makuake(マクアケ)で達成率3740%のフラット構造のたき火台 5月22日から一般発売開始。売り上げ45%ダウンの自動車部品メーカーがコロナ禍を逆手に新規事業

【変更後】クラウドファンディング(ネット活用の資金調達)で、大注目フラット構造のたき火台 5月22日から一般販売開始。売り上げ45%ダウンの自動車部品メーカーがコロナ禍逆手に新規事業

「見て理解できる」

 タイトルは「読んで理解できる」ではなく、「見て理解できる」まで落とし込む必要がある。専門用語や英語や略語、カタカナばかりのタイトルなど、パッと見て理解できないものは、残念ながら即ゴミ箱行き。目安として、小学6年生の子どもが聞いただけで理解できることを心がけよう。

 また、事実を端的に伝えることも大切だ。事例では、「マクアケで3740…

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