新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

国際・政治 ワールドウオッチ

コロナ禍でも拍車、ブラジルで格差拡大=美代賢志

ブラジル 国民の1割が貧困層に=美代賢志

 ブラジル国民の貧富の格差が拡大している。国内シンクタンク、ゼツリオ・バルガス財団(FGV)が、ブラジルの総人口に占める貧困層、1人当たりの月額収入が210レアル(約5250円)未満の世帯の比率を調査、2021年に10.8%に達したことが分かった。20年から3.2ポイントも上昇し、1年間で720万人が貧困層に転落した計算になる。

 また、ブラジル地理統計院(IBGE)が、所得分位で上位わずか1%の最も富裕な世帯の1人当たりの収入を調べたところ、21年は下位の50%の人たちの平均収入の38.4倍となった。コロナ禍による収入の減少が低所得層ほど顕著で、20年の34.8倍からさらに拡大した。

残り220文字(全文535文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

11月26日号

データセンター、半導体、脱炭素 電力インフラ大投資18 ルポ “データセンター銀座”千葉・印西 「発熱し続ける巨大な箱」林立■中西拓司21 インタビュー 江崎浩 東京大学大学院情報理工学系研究科教授、日本データセンター協会副理事長 データセンターの電源確保「北海道、九州への分散のため地産地消の再エネ [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事