週刊エコノミスト Online編集後記

北條一浩/桐山友一

編集部から

 東京で6月27日に梅雨明けが宣言され、気温が連日30度台後半に迫る。そんな中、ある日用品について考えが一変する出来事があった。傘である。梅雨の時期は折り畳みを持ち歩いていたが、ほとんど雨が降らなくなって家に置いていこうと考えていた矢先、家族の一言が刺さった。「差していけば?」。

 つまりは日傘である。で、差してみたら明らかに違う。日陰を“携帯”している感じなのだ。私には「男が日傘なんて」という意識があった。実際、道で差している人はほとんどが女性である。だが、なぜ男性は日傘を差さないのだろうか。良い機会だと思って考えてみてもなかなか理由が分からない。もしかすると、ジェンダーとも関係があるのかもしれない。

 ともかく、この猛暑には危険すら感じる。今年は見方を変えて、男性も日傘を差してみることを勧めたい。

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