サウジ初の女性CEOが政府系ファンドの総裁顧問に=松浦美咲
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サウジアラビア 進む女性の社会進出=松浦美咲
サウジアラビアが進める社会・経済変革「サウジビジョン2030」の中でも最も成功している分野の一つが女性の社会進出であろう。当初掲げた目標は「女性の労働参加の割合を22%から30%へ引き上げる」ことであったが、2021年末にすでに約35%と8年前倒しで達成している。
サウジで18年6月、女性の自動車運転が認められたことは象徴的に報じられた。17年に同国の金融グループ、サンバ・フィナンシャルグループCEO(最高経営責任者)となったラニア・ナシャール氏は、同国初の女性CEOとして米『フォーブス』誌の「世界で最も影響力のある女性100人」に2度選出され、今年5月にはサウジ政府系ファンドの総裁顧問にも就任した。
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週刊エコノミスト
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