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ドイツの空港と航空各社 コロナ禍で解雇したスタッフの再雇用進まず=柿添紘光

ハンブルク中央駅のホームで列車を待つ人々 筆者撮影
ハンブルク中央駅のホームで列車を待つ人々 筆者撮影

ドイツ 人手不足で戦々恐々の行楽地=柿添紘光

 長期のバカンスを取得する傾向が強いドイツでは、特定の時期に休暇が集中することを避けるため、州ごとに学校の夏休みの期間が異なる。西部ノルトライン・ウェストファーレン(NRW)州やハンブルク特別市では6月末から夏休みが始まり、早くもバカンスシーズンに突入した。

 一方で、空港や行楽地は新型コロナウイルスが落ち着いた後の旅行需要に期待しつつも、人員不足で戦々恐々としている。5月末から6月初頭にかけて、フランクフルト空港ではスタッフの不足にストライキが重なり、利用者が搭乗手続きを行えないトラブルが多発。ルフトハンザ航空やEU域内のLCC(格安航空)各社は夏季の減便を発表した。人員不足の原因は、コロナ禍に実行したリストラのリカバリーに業界として踏み切れていない…

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