週刊エコノミスト Online編集後記

村田晋一郎/加藤結花

編集部から

 ドイツのアナレーナ・ベーアボック外相が7月上旬に来日し、長崎を訪れた。外国の要人が被爆地を訪れる際は、まず広島というイメージを持っていたので、日程の都合だったかもしれないが、少し驚いた。

 私自身は西日本の出身であり、小学校の修学旅行で広島へ、中学校の修学旅行で長崎へ行った。平和教育としてはどちらも外せない行き先だったと思う。広島では午前中に平和記念資料館を訪れたが、その展示内容の悲惨さは小学生にとってはきつく、その後、級友と和気あいあいと昼食をとる気分にはなれなかった。長崎でも原爆資料館を訪れた。中学生ではさすがに小学生の時のようなことはなかったが、それでも展示内容から強烈な印象を受けた。

 来年の主要7カ国(G7)首脳会議(サミット)は広島で開催されるが、各国首脳は広島と長崎の両都市をセットで訪れるべきだと思う。

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