週刊エコノミスト Online編集後記

白鳥達哉/浜條元保

編集部から

 これから実家の両親と電話会議を始める。会議の内容は「今年の帰省はどうするか」。新型コロナウイルスの感染状況と照らし合わせて帰省を決めるかどうかは、もはやお盆と年末の恒例となってしまった。

 実家がある宮城県は7月に入ってから急激に増え、7月下旬現在、連日2000人を超える状況。東京都ほどではないが、それでも同県にとっては驚異的な数字となっている。6月以前も4桁の新規感染者を出したのは1度だけだったと記憶している。また、感染者の多い地域から移動してくると後ろ指を指されるという、地方特有のわずらわしさも悩みの種だ。

 恐らく今回も、帰省はしない方向で話がまとまると思う。なぜ、帰省の時期に限って、大きく感染者数が増えていくのか。誰が悪いわけでもないだろうが、恨み節の一つも言いたくなる。

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