バカンスで海外に行くイタリア人は増えたが行き先は近場に 山本千菜美
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イタリア人のバカンスにも、ウクライナ戦争の影響が表れた。新型コロナウイルスが落ち着いたことによる渡航規制の緩和などで、海外旅行をする人は9.8%と昨年調査時の5.1%から増加した一方で、「ウクラナイナ情勢が旅行先選定に影響しなかった」と回答した人は約17%にとどまった。多くの海外旅行者がその影響を考慮に入れ、近隣国を選択した。
イタリア人の多くは、8月15日前後で2~3週間程度の休暇を取得する。海に行き、浜辺でのんびり過ごすのがバカンスの定番だ。同国のホテル・観光協会連盟が7月に実施した調査によると、3400万人以上のイタリア人が夏季休暇を取得、もしくはこれから取得するとし、そのうち90%が国内を旅行先に選択した。
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