新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

週刊エコノミスト Online 編集後記

浜田健太郎/金山隆一

編集部から

 9月に紙の新聞の購読をやめた。30年以上購読を続けてきた2紙の契約を電子版だけにした。購読料は少し安くなるが、それは主な動機ではない。週末ごとに気になる記事を切り抜き、ノートに貼り付ける作業を長年続けてきた。これがだんだんつらくなってきたのだ。

 スクラップしたノートは取材・編集の仕事で頼りになった。切り貼り作業の際に、内外一流の有識者やジャーナリストの解説記事を精読して知識を血肉化することができた。とはいえ、読むこと自体はデジタル版でも不都合はない。スクラップ作業は電子版のほうがはるかにラクだ。そんな考えが、紙をやめようという意思を後押しした。

 ただ、雨の日も雪の日も新聞を配達してくれた販売店には申し訳ないという思いが強い。技術進歩によって、ある生業(なりわい)を過去の遺物に押しやるのであれば、相応の支援が必要だと思う。

残り876文字(全文1247文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事