週刊エコノミスト Online編集後記

白鳥達哉/浜條元保

編集部から

 パソコンの画面をモニターに表示するための半導体部品である「GPU」の価格が、半導体不足が叫ばれている中にもかかわらず、下落しているらしい。要因はさまざまだが、大きいのはビットコイン関連の需要が縮小したためだろう。

 GPUは3DCGのような複雑な計算が必要になる画像の描画を得意としている。この処理能力はビットコインのマイニング(発掘)作業にはまさにうってつけ。ユーザーが買い占め、うわさではGPUの製造工場に直接買い付けにいった個人もいたらしい。最近になってようやくメーカーや国による規制でマイニングでの利用が禁止され、価格下落につながったというわけだ。

 最新モデルは相変わらず高価だが、一昔前のモデルは買いやすい値段になっただろう。久しぶりに秋葉原に出向いて、動画編集作業に使えるGPUを物色したいと思う。

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