斎藤信世/稲留正英
有料記事
編集部から
32年ぶりの円安水準、物価高──。日々変動する為替相場を見ていると、日米の金利差だけでなく、日本の国力の衰えを感じざるを得ない。
スポーツに目を向けてみても、先日行われたゴルフの日本オープン選手権では、賞金総額2億1000万円、優勝賞金は4200万円となっている。スポーツに疎い記者からすれば、これだけでもすごい金額のように感じてしまう。
だが、その前週に日本で行われた米ツアー、ZOZO選手権に目を向けてみる。1ドル=約148円で計算をすると、賞金総額は1100万ドル(約16億3600万円)、優勝賞金は198万ドル(約2億9000万円)にものぼる。
残り1184文字(全文1466文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める