イベルメクチンは「有効性なし」と半年以上も黙っていた北里大の意図とは
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新型コロナウイルスの治療薬候補として、抗寄生虫薬「イベルメクチン」の臨床試験をしていた中堅製薬企業の興和は今年9月末、「有効性が認められなかった」と発表した。イベルメクチンはノーベル医学生理学賞受賞の大村智・北里大学特別栄誉教授が開発に貢献したことで知られる。
北里大もその4日後、同大の臨床試験で有効性を示せなかったとホームページでひっそりと発表したが、この姿勢に一部医療関係者から疑問の声が上がっている。2月には臨床試験のデータ解析を終えていたにもかかわらず、半年以上も結果を公…
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週刊エコノミスト
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