都幹部がタートルネックで「電力危機」をアピール
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11月に東京都庁で開かれた「第4回エネルギー等対策本部」で、出席した幹部職員らがタートルネックのセーターを着用していたことが話題を呼んだ。
都はエネルギー対策として、HTT(電力を「減らす」「創る」「蓄(た)める」)を推進する。会議では、東京電力管内で今夏、初めて電力需給逼迫(ひっぱく)注意報が出されたことについて「都民や事業者のHTTの取り組みで深刻な危機を回避できた」と総括。今冬に向けて取り組みをさらに強化することが確認された。
具体策として、需要が高まる時間帯に節電協力を促す「デマンドレスポンス(DR)」などとともに掲げられたのが、「都が率先して行動すること」。この日の東京の最高気温は17.9度だったが、出席する幹部らの間で「小池百合子知事=写真=はウォームビズとしてタートルネックのセーターがお気に入り」との話が広がり、「みんなでタートルネックを着よう」という率先行動につながったようだ。手持ちがなく、わざわざ買いに走っ…
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週刊エコノミスト
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