週刊エコノミスト Online編集後記

安藤大介/浜條元保

編集部から

「川島呉汁」「秩父みそポテト」「本庄つみっこ」──。自宅近くの公立中学校の給食献立表を目にする機会があり、充実ぶりに驚いた。週の約半分は所在する埼玉県の郷土料理が出されている。地元産食材もふんだんに使われ、「○○さんのぴかぴかごはん」と生産者の名前入りメニューもあった。

「学校給食は有機農業を広げるという点で注目されています」。こう語るのは、今号の本誌連載「学者が斬る 視点争点」を執筆した小口広太さん。千葉県いすみ市では小中学校の給食の米飯を地元産の有機米に切り替え、給食が地域の有機農業を推進する役割も担っているという。

 給食を楽しみに学校に通っていた身としては、給食が充実していくと聞くとうれしい気持ちになる。小口さんは有機農業をテーマに執筆する回で、学校給食が果たす役割についても取り上げる予定という。こちらも楽しみだ。

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