新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

国際・政治 ワールドウオッチ

米中の半導体ヘゲモニー戦争に翻弄される韓国 嚴在漢

サムスンの工場でバイデン米大統領がサインした最先端ウエハー=22年5月 韓国大統領室提供
サムスンの工場でバイデン米大統領がサインした最先端ウエハー=22年5月 韓国大統領室提供

 世界経済で、半導体ヘゲモニー(覇権)戦争ともいうべき熾烈(しれつ)な駆け引きが展開されている。米国主導の「チップ4同盟」であり、対中国デカップリングである。

 バイデン米大統領は、中国への半導体技術をはじめ、先端製造装置やコア材料の輸出管理を厳格化している。そうした制裁に強く反発していた中国が最近、対話を通じた調整作業に取り組んでいる。中国半導体業界では米国を非難しつつ、これ以上の関係悪化は避けたい雰囲気が広がっている。

 中国国家統計局の資料によれば、2022年10月の半導体生産量は前年同期比26.7%減と大きく落ち込んだ。ソウル証券街の半導体専門アナリストは、ゼロコロナ政策による消費減、米国の制裁などが複合的に作用したと分析する。

残り240文字(全文560文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事