経済・企業THE MARKET

《欧州株》暖冬で景気懸念後退 近藤智也

 今冬の欧州では気温が記録的に暖かく、エネルギーの需要が平年実績を大きく下回っている。その結果、エネルギー価格は下落してきた。企業や家計の負担が軽減されているだけでなく、各国政府の財政状況にも余裕が生まれ、景気の先行き懸念が後退した。それが株価を押し上げている。

 インフレが鈍化したことを受け、利上げ幅の縮小や利上げが早期に停止するという期待感が高まっている。だが、欧州…

残り279文字(全文464文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

4月2日号

バブル超え 日本の実力24 実体経済と乖離する株高にたまるマグマ■編集部26 株価4万円 私はこう見る マネー資本主義が作った壮大なバブル■澤上篤人27 株価4万円 私はこう見る 割高感なく急速な調整はない■新原謙介28 株価4万円を考える 日本“企業”と日本“経済”は違う■山口範大30 日独逆転  [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事